人生とは、自分に出逢うための旅路である。
そして自分とは、死ぬときの自分のことである。
自己とは他者に写しだされる鏡像である。
個と他の鏡像関係は人の振り見て我が振り直すといったものではなく、本質的に自己の存在を担保しているのが他者であるということだ。
我々はみな他者に発見され自己たりうるのだ。
他者に確証され自己たりえ、自己もまた他者の存在を担保する鏡像に他ならない。
故に社会という関係性の中では実態や実存というものは、あまりに稀薄なものである。
多様で流動的な在り方のみが、在るだけだ。
それを現象とみなしてもいい。
だから、弱さには本質という強さが内包されているのだ。
逆に強くなるのは簡単だ。
寒い日に服を着るようなものだから。
能動的に弱いままでいること。
それが最も存在として在りづらく本質の近くに寄り添い続けることができる唯一の方法である。
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