年の瀬もあいまって一つ明確にしておかなければならないことがある。
それは私がアーティストとして資本論理上では弱者もしくは被差別側に在るということだ。
もちろん、個人の感覚としては誰にどう思われようとどうでもよいのだが。
私は"アートの自立性"ということを念頭に物事を考えたい。
お金は何よりも大事で世界で一番いらないものであるが、資本論理上における虚妄の強者などには生まれた時から興味がない。
それともう一つ、私は藝術を人間の"表現"として極めて広義に受け取っている。
具象だろうが抽象だろうがインスタレーションだろうが何でも、"表現"になっているかが重要だ。
私は歌舞伎や文楽、都々逸、俳諧、色町文化のような、生活から滲みでくるようなハイクオリティの市民による文化革命に浪漫を感じる。
もはや共感など期待しない。
一人で負けずに生きていくのみ。もちろん対するは己。
といっても、徐々に素晴らしい関係性も芽生えてきているのだけれど。
まぁ、恨むことなかれ。
他者の幸せを願いましょう。
別れた相手の幸せを。
嫌いな人や苦手な人も一緒くた。
世界の全てに感謝しよう。
全てをぶち壊すほどの情熱を抱えて。
頭振り回して拳を振り上げて目に映る全てに破壊の複音をもたらす。
そしてまた一から全てを練り上げるんだ。
そうして私は溶けていく。
世界の"全て"に溶けていく。
その時あなたは居るだろうか。
僕はきっと一人で何処かへ行くのだろう。
宇宙の果ては、一度行ったら戻れない。
それが世界の残酷さだ。